北陸(石川県・富山県・福井県)の自然や観光に関する情報を発信!取材の裏話からマニアックネタまで、自然人のスタッフがつづるブログ
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 自然人 No.38 は9月1日発売です!
 9月1日は日曜日なので書店には少し早めに送る予定です。

 次号では最近よく耳にする「里山」を特集しました。

 里山とは人の手が入ることで維持されてきた二次的な自然であり、そ
れが今、人の手が入らなくなって荒廃の一途となりつつあります。

 里山という言葉は知っていても、里山の定義や現状を知らない人はま
だまだ多いのが実情。そのことをわかりやすく紹介するこの特集をご覧
になれば、今まで見えなかった里山の魅力に気がついたり、再発見でき
ることもたくさんあるでしょう。

 身近だけど遠い存在になりつつある里山に寄り添いながら、里山への
思いを深めていただければと願っての特集です。

 9月には福井県内でSATOYAMA国際会議2013inふくいが開催され、世界中から注目されます。この秋は北陸の里山がとってもアツくなりますよ。


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特集 知るほどに想いは募る
   We love 里山

●里山と人間とのいい関係を取り戻そう(富山市)
●コウノトリと共に暮らせる里山へ(越前市)
●「茅葺き屋根」に詰まった先人の知恵(南砺市)
●人を育て、人を集める里山づくり(勝山市)
●日本の伝統文化を支える里山(輪島市)
●「焼畑」を介して生み出される新たなつながり(福井市)
●こだわりの里山カフェ&レストラン
●自然人的文学の小窓 里山


 特集以外にも北陸の里山をはじめ身近な自然情報を満載してお届けし
ます。


〇雑誌のネット書店 Fujisan.co.jpでは、紙版のほかデ
 ジタル版(電子版)も発売開始(デジタル版は9月10日発行予定)。
 デジタル版はかさばらず、PCやスマホ、タブレットなどで読むこと
 ができ、しかも価格は18%オフ!
  ⇒ http://www.fujisan.co.jp/Product/1281680756/

〇自然人がamazonでも予約・購入できるようになりました。
  ⇒ http://www.amazon.co.jp/dp/4893791605
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村本さん1
飛来したトキの写真をうれしそうに眺める村本さん。羽咋市のご自宅にて


今年5月27日、羽咋市にある眉丈山近くの水田に、トキが飛来しました。眉丈山は本州最後のトキの生息地で、1969年に最後の1羽が確認されて以来、じつに44年ぶりの飛来となります。
七尾市での世界農業遺産国際会議の開幕を2日後に控えたこの日、タイミングよく飛来したのは、富山県黒部市に住みついていたメスのトキで、その後も眉丈山にほど近い邑知潟周辺で餌を採る姿が目撃されていることから、引き続きこのあたりに滞在しているものと思われます。

眉丈山のふもと羽咋市上中山町に住み、長年トキの保護に尽力してきたNPO法人日本中国朱鷺保護協会名誉会長の村本義雄さん(88歳)に話を聞くと、村本さんは、飛来したトキがこのまま邑知潟周辺に住みつくのではないかとみて、観察を続けるとともに、早速いろいろな保護活動をはじめていました。(村本さんは、7月27日、29日にも邑知潟でトキの姿を確認しています)

村本さんが、まずやらなければならないと感じているのは、農家の方に協力を仰ぎ「トキを守る隊(仮称)」をつくって、トキが安心して暮らせるように見守ってもらうこと。監視員が巡回するのではなく、農家の方に農作業のついでに気を配ってもらい、一緒にトキを保護する体制を作っていきたいと、実現へ向けて関係機関と話し合いを進めています。
こうした取り組みは、中国のトキ生息地でなされていることで、中国では、撮影のためにトキを追いまわすカメラマンを農家の人が注意したりしているそうです。
「中国へ視察に訪れて、なるほどなぁと感心しました。羽咋市でもぜひ取り組むべきです」と村本さんは言います。

合わせて、11月の狩猟解禁に向け、トキがどこにどれぐらい滞在しているかを、餌場などを中心に調査することも必要です。11月の解禁以降もトキが居続けるようであれば、注意を促す看板を設置しなければならないし、もし滞在が数年にわたるようであれば、禁猟区を設けることも視野に入れた対策が必要だと、村本さんは考えています。こうした考えは、能登にトキがいた頃、村本さんが実際に関係機関に掛け合って禁猟区を設けた経験に基づいているのです。

「かつて、能登のトキの保護活動をしていた頃は、『田んぼの苗を踏み荒らす害鳥を守れとはどういうことか! 傷んだ苗のぶんは誰が補償してくれるのか』と怒鳴りこまれたこともありました。禁猟区を設けるときは、『この銃口がお前の方を向くぞ』と脅されたこともありました。でもそれは戦後の食糧難の頃のことで、時代は変わりました。トキだけでなく、人間を含むすべての生き物が共生できる環境を作ることの大切さを、多くの人に理解してもらいたいのです」(村本さん)

さらに、これらの活動と並行して、村本さんは保育所や小学校へのトキの講演にも出向いています。これは、子供たちの心に、トキをはじめとする生き物と共生する心を育みたいと、村本さんが長年続けていることのひとつです。
いずれ大人になった子供たちの中から、トキの保護に真剣に取り組んでくれる子が出てくるかもしれない。自然保護のリーダーとなって指導してくれる子が出てくるかもしれない。そんな思いから、依頼のあった各地の保育所へボランティアで出かけています。今回の飛来でも、5月にトキが最初に飛来した無農薬田の持ち主の男性は、「村本さん、私、子供の頃に、最後の1羽になったトキを望遠鏡で見たことがあるよ!」と話してくれたそうです。その体験は、後に男性が無農薬での米作りを始めたことと無関係ではないでしょう。
長い年月を経て、村本さんの活動が、いろいろなところで実を結んでいます。その事実に後押しされて、村本さんはこの日も、さっそうと保育所での講演へ出かけていきました。


お気に入り
今回飛来したトキの写真の中から、村本さんにお気に入りの一枚を選んでもらいました。「トキとカラスは仲が悪いといわれますが、そうでもないですよ」と村本さん


Toki表紙
能登にトキがいた頃の貴重な生態記録は、村本義雄さん著『能登のトキ物語』にまとめられています。本州最後の日本産トキ「能里」の鳴き声CD付き。お求めは、こちらまで。
amazonで購入希望される方はこちら

(山本 2013年7月31日取材)
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さて、お待たせしておりました『新版 北陸のきのこ図鑑』がようやく完成しました!

前作の発行から8年、全国のキノコ研究者の皆さんから多くの問い合わせをいただきましたが、この度、約5,000カ所に及ぶ全面改訂を行い、『新版 北陸のきのこ図鑑』となって発売します。


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関連記載種を含めると1,523種と現在市販されている図鑑の中では掲載種が最多で、国内唯一となった細密な描画のキノコ図鑑です。北陸に限らずキノコを学ぼうと志す方や研究者には必見の1冊です。


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ご予約いただいたお客様には本日から順次発送させていただきますので、もう少しだけお待ちください。
なお、ご予約いただき、ご入金がまだのお客様が何名かいらっしゃいます。ご入金確認次第の発送となりますので、よろしくお願いします。

また、書店での発売は来週以降となる予定ですが、部数限定のため、あまり多くの書店店頭には置いていません。

そのため、お店でお取り寄せいただくか、下記の自然人ネットからご注文ください。
数に限りがありますので、お早めにどうぞ。

http://shizenjin.net/magazine/publication/guide.html#kinoko

なお、2014年には『追補北陸のきのこ図鑑並びに石川菌蕈集録』も発刊する予定です。この2冊で、北陸のきのこの図鑑は完結します。

引き続きよろしくお願いします。
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