北陸(石川県・富山県・福井県)の自然や観光に関する情報を発信!取材の裏話からマニアックネタまで、自然人のスタッフがつづるブログ
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 2004年も4日を残すのみとなりました。その一年を漢字一文字で表す「今年の漢字」、全国公募で選ばれた2004年の漢字は「災」でした。9万人を超える応募者のうち2割以上の方がこの漢字を選んだというのも、この一年の自然災害の多さを思えば頷くほかはありません。自然の恐ろしい一面というものを思い知らされた一年でした。
 さて、僕はいま新田次郎の「アラスカ物語」を読み始めました。極限の地アラスカを舞台に、白人たちの鯨乱獲による窮地から現地住民エスキモーの人たちを救ったフランク安田という100年前の日本人の話です。まだ主人公が延々と氷原を一人で歩く冒頭部分しか読んでいないのですが、ここでもまた自然はあまりにも大きく、恐ろしい存在として書かれています。
 この「アラスカ物語」を読んでフランク安田に憧れ、ついにアラスカ・ユーコン川を彼の眠る村までたった一人カヌーで下るという冒険をした女性がいます。富山県八尾出身の廣川まさきさんという方で、その旅の顛末を記した「ウーマンアローン」で開高健ノンフィクション賞を受賞されています。これまた買ってはいるもののまだ読んでいませんが、たしか帯にはこんな言葉が書かれてありました。
「あなたは私を殺しますか? それとも抱きしめてくれますか?」
 大自然に向けて問いかけたこの言葉は、僕たちを包むこの大きな存在の、怖さと優しさに触れた人の素直な言葉なのではないでしょうか。
 お正月はこれらの本を読みながらゆっくり過ごそうと思っています。
 2005年、人と自然がお互いに優しくありますように。

(真宮)

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