北陸(石川県・富山県・福井県)の自然や観光に関する情報を発信!取材の裏話からマニアックネタまで、自然人のスタッフがつづるブログ
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 可憐な黄色い花でしょう。
 この花、家庭菜園をされている方なら見たことあるのでは? そう、きゅうりの花です。

 でも、そんじょそこいらのきゅうりとはちと違います。
 じつはこれ、加賀野菜の一つ、加賀太きゅうりの花なんです。といってもこれを見分けられる方はなかなかいないでしょうね(私もですが……)。

 『自然人』の連載、「食いしん坊が行く」の次号では、この太きゅうりを紹介します。その取材で先日、「食いしん坊」こと漫画家の西田さんと一緒に金沢市打木町の生産者・松本さんを訪ねました。

 さて、「加賀太きゅうりといえば、やっぱ佐藤浩市さんのビールのCMで有名になった豪快なまるかじり」と言われる方が多いのですが、生で食べてもど〜も美味しいとは思わない私。松本さんにそれを確かめると、「あれはCMの演出でしょうね。しかも佐藤さんの食べっぷりが良いから美味しそうに見えます。でも、実際は生で食べても美味しくないでしょう。私達も食べませんよ(笑)」。
 松本さんによれば、CMを見てどうしてもこのきゅうりのまるかじりがしたくて、遠路はるばる集荷所までやってきた女性もいたとか。CMの影響を改めて思い知らされます。

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○加賀太きゅうりの温室にて。松本充明さん(左)と西田さん。4月下旬には出荷が始まり、11月初旬まで続くそうです。今は1メートルほどの草丈も最盛期は天井に届くほどの勢いだそうです。

 「では、どうやって食べれば美味しいか」。その続きは『自然人』で紹介することにしまして、加賀野菜つながりで告知を一つ。

 地域に根付いてきた伝統野菜とはとても重要な存在。
 その野菜がないと作れない郷土料理がたくさんあり、野菜は食文化を支える重要な役割を担っている。

 そのことを私に教えてくださったのが、加賀野菜の名付け親であり、金沢の伝統野菜復興に尽力されている加賀野菜保存懇話会会長の松下良さんです。

 松下さんとは以前『自然人』6号で北陸の地野菜を特集して以来、金沢の伝統文化についていろいろとご教示いただいておりますが、こんな面白い話を本にしない手はないと思い、「ぜひ、伝統野菜から金沢の文化や歴史を振り返り、さらにはそれぞれの野菜がどうやってこの地に根付いたかという物語を書いてください」とお願いしていました。

 それから2年、ようやく完成したのがこの本です。
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加賀野菜 それぞれの物語
語り継いで欲しい金沢に根付いた野菜達のストーリー
松下 良 著 定価1,800円(本体1714円+税5%) 168ページ
ISBN978-4-89379-109-2

 4月初旬に発売です(全国の書店でご注文いただけます)。
 WEBでのご注文はこちらから

 ぜひ、金沢の文化と歴史を野菜で語る絶妙な切り口をご堪能ください。

 ちなみに帯書きの推薦文は料理の鉄人、道場六三郎さん。加賀野菜15品目の野菜と畑の写真は1年がかりで全部カメラマンが撮りおろしました。この写真も見ものですよ。
(バフ)

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