北陸(石川県・富山県・福井県)の自然や観光に関する情報を発信!取材の裏話からマニアックネタまで、自然人のスタッフがつづるブログ
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仕事柄、身近な自然について学ぶことが多いのですが、いつのころからか特に野鳥に興味を持つようになりました。鳥の声が聞こえたり、姿が見えたりすると、反射的に確認するクセがついて、最近ようやく、身近に見られる鳥の識別ができるようになりました。オナガ、ヒヨドリ、ムクドリ、セグロセキレイ…どれも金沢では普通に見られる鳥ばかりですが、それまでスズメ程度しか知らなかった私にとっては大変な進歩です。
こうしたバードウオッチングの楽しみを私に教えてくれたのは、日本野鳥の会石川支部の皆さん、特に副支部長をしていらした中村正博さんです。 中村さんは、鳥のことならなんでも答えてくれる、私の大切な先生でした。野鳥写真家としてはプロ級の腕前であった写真の借用や、原稿の執筆、「こんな特集をやってみたいんですが…」というような編集上の相談、はてはバードウオッチング初心者としての野鳥識別のポイントやききなしの仕方まで、何を聞いても、飾らない能登なまりの語り口で親身に教えてくださいました。 私がまだ新人だったころからずっとお世話になってきた中村さん。10数年かかってようやく編集者としての自信もついてきて、「中村さんの写真集を出すときは、ぜひ私にお手伝いさせてくださいね、私がんばりますよ」とお話ししていた矢先の9月19日、中村さんはあっけなくこの世を去ってしまわれました。 「中村さん、私、去年引っ越したんですけど、近所にけっこう鳥が来るんで楽しみなんですよ。少し前までは、なにかわからないけど綺麗な声の小鳥がさえずってました。この時期、町中でさえずる小鳥っていうとなんですかね?」――こんな他愛のない鳥話を、もっともっと中村さんとお話ししたかった。もっともっと、鳥のことを教えていただきたかった。そしていつか「山本さんもずいぶん成長したなぁ」とほめていただきたかったです。 中村さん、長い間、本当にありがとうございました。どうか、やすらかに…。 (山あ) |
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