北陸(石川県・富山県・福井県)の自然や観光に関する情報を発信!取材の裏話からマニアックネタまで、自然人のスタッフがつづるブログ
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(社)いしかわ環境パートナーシップ県民会議が年1回発行する『えこナビ』という情報誌があります。県内の公立図書館などでも閲覧できますのでご覧になったかともいらっしゃるかもしれませんね。その情報誌に「里山からの便り」というエッセイを書かれているエッセイストの伊東千佳子さんのお宅にお邪魔してきました。

 ご自宅は、金沢市の指定保存建造物で、国の登録有形文化財というものすごい屋敷なのです。


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 孟宗竹の薮を切りひらいて日当たりが良くなった山から見た屋敷

 もちろん、ただ立派というだけではなく、昔のアズマダチ様式を残し、木枠に昔の板ガラスを嵌めた窓、建具の手の込んだ格子模様など、いまの時代となっては再現できないものなのです。
 「手入れが大変です」とご夫妻は笑いますが、「壊すのは簡単だけど、代々引き継いできたものを自分たちで終わらせるのも勇気がいる」という言葉はとても重たいです。


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 春に次シーズンの薪を準備する

 もともとご主人の仕事で静岡県に長年暮していましたが、定年を機に生まれ故郷である金沢にUターン。傷んだ家を修復し、当時荒れるに任せていたという周囲の里山や畑はお二人でコツコツと伐り開き、開墾しなおし、その作業は今も続いています。

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 伐採して見晴らしのよくなった
 屋敷を囲む山からは河北潟が望める


 金沢に帰って8年、その日々の里山との格闘?ぶりは件の『えこナビ』でずっと紹介され、また、ご夫妻のホームページ「寛太郎の家」にも詳しく紹介されています。

 そんなお二人の今の想いは、自分たちの経験を、定年退職を迎えたばかりでまだまだ「元気で時間のある」シニアの皆さんと一緒になり、里山を整備していこうとする輪を広げていくことだそうです。
 「そう思っている人は多いはず、そんな人が集える場所にしていきたい」というお気持ちは素敵だと思います。
 作業はきついけど、労働と思わず、レジャーやスポーツと思えば楽しいというポジティブさには、もはや感動すら覚えます。

 金沢市内なのに、ここは時間の流れ方がまったく違うような気がします。


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 昨年から開墾を始めた“かんで”と呼ばれる
 以前はサツマイモ畑や果樹園だった場所。
 水路を切り直し、水はけを良くし、以前の面
 影を取り戻しつつある。いずれはここを里山
 に触れて楽しめる広場にしたいといわれる。
 正面の大杉はそのシンボルだ



 定年にはちょっと早いけど、実はそんな生き方にずっと憧れている私。「もうすぐタケノコが採れますヨ」という言葉に、「今度は労働できる格好でお邪魔します!」と即座に反応してしまいました。
 なるほど、確かに「そう思っている人」は多そう(笑)。

 ちなみに伊東さんご夫妻のことは、『自然人』でも紹介したいと思っていますので、お楽しみに!!

    (若井)
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