北陸(石川県・富山県・福井県)の自然や観光に関する情報を発信!取材の裏話からマニアックネタまで、自然人のスタッフがつづるブログ
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 突然ですが、「たこすかし漁」ってご存知ですか?
 長い竿の先端にカニの疑似餌(昔は赤と白の布切れだった)をくくりつけ、それに岩場でカニが歩いているように泳がせて、巻きついてきたタコを捕まえる、いたってシンプルな伝統漁法です。
 この漁を能登半島の内浦町にあるラブロ恋路という施設で体験できると聞き、三連休の最終日に行ってきました。

 「今日は条件が良いですよ」とラブロ恋路のタコ取り名人・大瀧さんに言われ、しかもテレビ局の取材も入ると聞き、「ここはひとつ、父親のかっこいいところを娘たちに見せてやるか!」と意気込み十分で、近くの赤崎海岸へ向かいました。
 ところが、聞くとやるとでは大違い。長い竿を操ってゴム製のカニを生きているように見せるのが難しい。しかも根気が要る。
 しばらくすると、別の家族のお父さんがタコを吊り上げ、家族から賞賛の拍手が上がっているではありませんか。最初は私を追っかけていたハズのビデオカメラもそっちの家族に付きっ切り。あせればあせるほど、カニの動きは大雑把になるし、竿をねじりながら引っ張るというアタリを待つ余裕がなくなってきます……。
 軟体動物のタコをだますのなんか造作無いことと高をくくっていたら、とんでもありませんでした。他の家族が引き上げた後も、夕日を浴び、背中に哀愁を感じながら、それでも、「せめて1パイ」と念じながら、辺り一面を探り続けました。最後の方は、憐れに思った大瀧さんや指導員の皆さんまでもが、我が家のために一緒に探してくれたんですけど、結局収獲はゼロ。
 まあ、とりあえず娘たちには「あきらめずにがんばる」父親の姿をアピールできたみたいだし、磯をジャブジャブと歩き回るのは童心に返って楽しめ、こころの収獲は大きかったかなと満足しています。

 ちなみに言い訳になっちゃいますけど、この日は天候条件はすごく良かったらしいのですが、なぜかタコが少なかったということです。普段はもう少し獲れるし、少なくともアタリくらいは経験できるそうです。たこすかしは、10月いっぱい体験(要予約)できるので、気になる方はぜひどうぞ。

(バフ)

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